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ボトックスについて

ボトックス治療をご希望の方はご相談ください。

ボトックスについて

筋肉の力を弱くする作用のあるボトックスを注射することにより筋肉の痙攣やしわをとることが出来ます。

・まぶたが痙攣する
・片側の顔面が痙攣する
・目じり、額、眉間、口周りのしわ(自費)

 ※現在、しわ取りは行っておりません。

効果は3から6ヶ月続きますが、継続的に続けないと元にもどります。
副作用は効きすぎて、瞼が下がる、口元が下がる、皮下出血なとがあります。

眼瞼痙攣とは

眼瞼痙攣は、自分の意思に関係なく、両眼の周りの筋肉がかってにけいれんし、眼が開けにくくなる病気です。
これは脳から正しい指令が伝わらず、眼の開閉がうまく機能しなくなるため起こります。
自覚症状として「まばたきが多い。」が初期に出現する事が多くみられます。
しかし、比較的急に「目が開けにくくなった。」「目を開いていられない。」という症 状に気づく例もかなりあります。

このため、運転が困難になったり、人や電柱にぶつかったりすることもあります。その他「まぶしい。」「眼が乾く。」「眼がショボショボする。」などドライアイに似た症状も多くの人で見られます。

眼瞼痙攣には

1、本態性(原因が不明なもの)
2、Parkinson病などに伴う症候性
3、抗精神病薬などの 神経系に作用する薬剤が原因となる薬剤性眼瞼痙攣があります。


この中で最も多いのが、薬剤性の眼瞼痙攣です。
原因薬剤としては、睡眠導入剤および安定剤として用いられるベンゾジアゼピン系の薬剤です。
具体的にはハルシオン、レンドルミン、デパス、ソラナックス、ロヒプノールなどです。
これらを長期服用しますと常用離脱(医師の指示どうりに内服しても離脱症状が出る状態)になり、様々な眼の症状を引き起こします。
ボトックス注射で眼瞼痙攣は一時的に改善しますが、根本的にはベンゾジアゼピンをやめる事が必要です。
ただ長期間服用 している抗精神病薬を、突然中止することは大変危険です。 
必ず医師の指導 の元で、計画的に漸減する様にして下さい。
「アシュトンマニュアル」日本語版が出ていますので、ご参照ください。